「便器」と言うと、「汚い」と連想する人も多いだろう。しかし、口紅や歯ブラシ、化粧ポーチ、電気のスイッチ、レストランのメニュー、スーパーのカートなどに付着している細菌が、便座よりも多いことはあまり知られていない。広州日報が報じた。
英国のバスルームメーカーPlumbworldのオフィシャルサイトが掲載している表によると、台所の蛇口に付着している細菌の数は便座の44倍、その他の蛇口は21倍だ。また、エレベーターの押しボタンに付着している細菌の数も、便座の40倍、女性のハンドバッグは10倍。まな板は200倍で、特に肉を切った後が汚い。絨毯の細菌に至っては便座の700倍だ。
別の研究によると、トイレの水を流す際、ふたを閉めていないと、水が6メートル先まで飛ぶことがある。そのため、その範囲に歯ブラシなどは置かないほうがいい。ウイルスは数時間で1つの建物の中で飛び回り、手の細菌は1日に14人に移行する。もちろん、毎日周りの物を洗うのは現実的でないが、専門家は、「手を頻繁に洗ったり、週に1回はタオルを洗ったり、服は別の物と分けて洗ったりする」ようアドバイスしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年5月26日