欧州の人々は万博をこよなく愛し、新しいものを学び受け入れることに積極的だ。中国ブランドにとって、これは欧州・世界市場進出の貴重な富である。中国企業連合館内の出展企業の多くは、すでに欧州と実質的な交流・協力を展開しており、業界内での地位も十分に認められている。しかし一般人にとっては、不慣れなブランドだ。上海電気(集団)総公司は2014年に、発電タービンでイタリア最大手のアンサルド・エネルギア(AEN)の株式40%を取得し、タービンの世界産業構造を変えた。「万博に出展したのは、欧州の人々と近距離で触れ合い、人々の間で当社のブランドの根を下ろすためだ」この考えは、中国企業連合館の出展企業に共通する戦略だ。万博という場を借りて、来場者と直接向き合い、市場との距離を縮めるのだ。