AIIBはアジアに軸足を置きながら、目線は世界に広がる。AIIBのトップデザインによれば、その運営と発展は広くアジア全体に恩恵を及ぼし、さらにはアジア・太平洋の枠を越えて、世界全体に恩恵を与えることになる。そこでAIIB建設の意義は、1つ以上の二国間FTAの枠を超えて、自由貿易のバージョンアップに基礎的で力強い保障、また後ろ盾となる力強い保障を提供することにある。アジアの道がつながり、物資が行き交い、貿易が盛んになれば、世界の各国・各地域にも波及し、より広い地域でインフラ建設があまねく発展することになる。
AIIB、ADB、世界銀行、これらはどれも人類が利益を共有し、協力し合う一種の公共財だ。たとえば中国、日本、米国は発展段階が異なり、発展の経験も能力もさまざまだが、地域と世界の発展を協力推進するという目標では一致するはずだ。各国は協力を強化し、お互いに力を貸し合い、3つの銀行をそれぞれの特色を備えた、大陸レベル、また世界レベルの開発協力プラットフォームに育てることができるだろうし、そうしなければならない。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年6月21日