投資が中国経済の安定化において役割を発揮し続けている。国家発展改革委員会(発改委)の李朴民秘書長は先般、5月末までに政府が実施した7つの大規模総合プロジェクトに含まれている221のサブプロジェクト、33の特定プロジェクトがすでに着工し、合計投資額が3兆1000億元に達したことを明らかにした。発改委はまた、この7つの大規模総合プロジェクトのほかに、「都市軌道交通」、「近代物流、「新型産業」、「製造業コアコンピタンスの増強」を内容とする4つの大規模総合プロジェクトを近く実施するという。
発改委は昨年、投資による経済成長のけん引を目指し、情報ネットワーク・電力網・石油ガスネットワーク、環境保全、クリーンエネルギー、食糧・水利、交通輸送、健康・養老サービス、エネルギー・鉱産物資源保障を内容とする7つの大規模総合プロジェクトを立案・実施した。
「この7つの大規模総合プロジェクトは、主に構造調整の強化、不足分野の補強、脆弱分野の整備、重点分野の投資拡大を通じて、投資の役割を発揮させることに着眼したものだった」と李朴民氏が説明した。