中国国家税務総局は27日、定例記者ブリーフィングを開催した。税務総局の報道官、弁公庁主任王陸進氏は全国税務部門の税収状況について説明した際に、「今年上半期、全国の税収総額が前年同期比6.3%増の5兆9373億元(輸出品を対象とする税還付額を除く)となり、経済成長率とほぼ一致している」と表明した。
王陸進氏によると、上半期の中国の税収状況には次の4つの特徴がある。
1、税収の増加幅が再び上がり、第三次産業の税収が上昇したこと。四半期別で見ると、第1四半期と第2四半期の税収がそれぞれ前年同期比3.4%増、8.8%増となり、増加幅が明らかに上がったことがわかる。産業別で見ると、上半期における第二次産業と第三次産業の税収がそれぞれ同3.1%増と同6%増、税収総額に占める割合が43.8%、56%となったため、第三次産業の税収伸び率と割合が持続的に第二次産業のそれを上回ったことがわかる。これは中国共産党中央政府、国務院が打ち出した一連の経済安定化政策や構造調整措置が徐々に効果を発揮していることを意味している。