中国人労働者の業界に対する好みにも変化が生じている。製造業や建築業は長年に渡り、労働市場の主力であったが、サービス業界が台頭しこれを追い抜こうとしている。中国のサービス業は2014年に8.1%の成長率を実現し、全国の経済成長率を上回った。
中国の労働者の離職率も、他国を上回る。グローバル企業で勤務する中国人従業員のうち35%が、過去2−4年内に転職した経験を持つ。また10.4%は、過去1年内に転職している。企業の従業員に対する需要の拡大が、この傾向の原因となっている。
外資系企業は中国人消費者向けのマーケティングのほか、就職者向けのマーケティングが必要になっている。中国人社員の間で中国企業の人気が高まる中、中国の最高の人材を手にしようとする外資系企業にとっては、自社のブランドイメージの向上が重要になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月2日