【1】マクロ調整の強化と調整手段の革新。穏健な金融政策を継続し、緩和と引き締めの度合いを一段と重視、適時・適度な事前調整・微調整を実施。
柔軟な公開市場操作の運用により、合理的で余裕のある流動性を維持、貸出と「社会融資規模」の合理的な伸びを実現。特定分野照準の調整を一段と重視し、3度の預金準備率引き下げにより小規模・零細企業や「三農」(農業・農村・農民)、重要水利プロジェクトの建設への支援を拡大。貸出政策に関する指導を強化し、金融機関による貸出構造の改善を促進。
【2】金融改革の推進。
預金保険制度の導入を実現。預金金利の変動幅上限を基準金利の1.5倍まで拡大し、企業・個人向け譲渡性預金(CD)を試験的に導入するなど、金利市場化の加速化を促進。政策性金融機関改革で大きな進展。
【3】金融の安定を維持。
金融分野の監督管理と協調を強化、様々な金融リスクに効果的に対処。地域的リスク・システマティックリスクが発生しない最低限のラインを確実に守った。