中国人は昔から海外を旅行しているが、これほど大規模ではなかった。日本人が先駆け、2012年にドイツ人に変わり世界の旅行チャンピオンになった。もし経済危機、戦争、自然災害の影響を受けなければ、日本はこの肩書をあと数十年間維持できたかもしれない。しかし中国人の海外進出は、現代中国にどのような影響を及ぼしたのだろうか?旅行者本人、その海外におけるイメージは、旅行によってどのように変化したのだろうか?中国が始めたこの新たなる長征は、国家の世界的なイメージを再構築するだろうか?国内の観光業に関する新たなデータは、分析の一助になるかもしれない。
13億6000万人の人口のうち5%しかパスポートを保有していないが、2020年には3億冊のパスポートが発給される見通しだ。しかし中国政府は国民の外部流出を恐れていないようで、子供を海外に送ることもある。