身の潔白を証明しようとする辛家
辛格浩氏は在日韓国人だ。グループの経営権を争っている長男の辛東主氏、次男の辛東彬氏は日本生まれで、その後韓国に戻った。多くの人は、辛家の韓国語になまりがあり、日本語ほど流暢ではないことに気付いている。
グループのお家騒動が公になってから、韓国のテレビは辛格浩氏と辛東主氏が日本語で話をする場面を放送している。韓国人の失望ムードが広がっている。
一部の人は、「ロッテは韓国で稼いだ富を日本に送り出している」と批判している。韓国の世論は優遇政策に矛先を向け、辛家が在日韓国人の身分を利用し、多くの韓国の義務から逃れていることを批判した。
辛東彬氏は11日にテレビで声明を発表し、「ロッテは韓国だ。従業員数も売上も、韓国のロッテは日本のロッテを上回っている」と述べた。またロッテが韓国で得た利益は、韓国事業に使われていると強調した。
辛東彬氏は、辛家の祖国とロッテの本部は韓国だと主張している。同氏は、日本のホテルロッテへの持ち株比率を引き下げ、経営の透明度の向上に尽力すると述べた。
偶然か否か、建設中の第2ロッテワールドは6日、大きな韓国国旗を掲げた。このビルは123階建てを計画しており、2016年の竣工後、韓国最高の建築物になる見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月13日