中国の国家統計局が今月9日に発表したデータによると、2015年7月の中国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.6%上昇、前月比0.2%上昇し、年内最高の伸び率を示した。
全国のCPIの伸び率が最高を記録し、各地の物価の伸び率も上昇した。青海省、上海市など22地域の7月のCPIは6月より上昇し、チベット自治区、寧夏回族自治区、雲南省、海南省は低下した。湖北省、甘粛省、貴州省、広西チワン族自治区、陝西省の伸び率は6月から横ばい。
北京大学経済学院教授の曹和平氏は、「需給関係の変化の影響を受け、豚肉価格が新たな上昇の周期に入った。豚肉価格がCPIに占める比率が高いため、CPIの伸び率が上昇した」と分析。
多くの地方の物価が7月に上昇したが、全体的に見ると各地の物価水準は依然として低く抑えられている。