価格を見ると、一線都市の7月の新築分譲住宅平均成約価格が、前月比1.1%増・前年同月比24.8%増の1平方メートル当たり2万7981元に達した。前年同月比の伸び率は約5年ぶりの高水準で、平均成約価格が過去最高を更新した。自宅の買い替えや豪邸の需要に的を絞った新プロジェクトの販売・成約に伴い、一線都市の成約価格が上昇傾向を示している。
在庫を見ると、一線都市の7月の新築分譲住宅の在庫量は、前月比0.5%減、前年同月比3.7%増の3526万平方メートルとなっている。上海易居房地産研究院は、一線都市の7月の新築分譲住宅の在庫は11.2カ月分と見積もっており、6月の11.6カ月分からやや減少した。一線都市の新築分譲住宅の在庫量は今後数カ月に渡り減少を続ける見通しだ。
一線都市の今年1−3月の在庫量は減少傾向を示し、4月に小幅増となり、5−7月に再び前月比で減少の流れを呈した。一線都市では7月に自宅買い替えの需要が生まれ、在庫量が7カ月連続で12カ月分未満となった。これは一線都市の住宅価格が最近大幅に上昇している原因だ。