一方、中国の太陽光発電産業は技術のグレードアップの改革や電網吸収・消化などの面では確かに多くの問題が存在している。これに対し銭晶氏は、「私は政府の実行力と信用性、そして中国太陽光発電業界の実力を揺るぎなく信じている。太陽光発電事業は困難が付き物だが、それは確実な成長という流れを断ち切ることはない」と話した。
中国政府は太陽光発電産業の技術のグレードアップに力を注いできた。今年初に打ち出した太陽光発電ペースメーカプランは正しく太陽光発電製品をルール化する技術指標であり、同産業企業の優勝劣敗を促すものだ。
太陽光発電ペースメーカプランは製品の技術指標について厳しい規定を課しており、うち単結晶シリコン型太陽電池モジュールの転換効率が17%以上、多結晶シリコン型太陽電池モジュールが同16.5%以上達することを定めている。また、単結晶シリコン、多結晶シリコン、薄膜シリコン電池モジュールが量産化される日から一年以内に、その減衰率がそれぞれ2.5%、3%、5%以下になること、系統連係インバータの加重率は、トランスフォーマー付きだと96%以下、トランスフォーマーなしだと98%以下との基準達成を規定している。