電子商取引(Eコマース)分野で、中国政府がオンラインとオフラインを融合させたO2O(Online To Offline)サービスの発展を積極的に推進している。中国商務部・電子商務と情報化司の聶林海・副司長はこのほど開催された中国—北東アジア博覧会・電子商取引資源マッチング商談会で、「オンラインとオフラインの融合は今後の流れだ」と語った。
オンラン取引は、時間、空間の制限を受けず、豊富な品揃えと膨大な取引量を実現。販売業者と顧客との間の情報交流や、精度の高いマーケティングなどを可能にした。一方、オフライン(実店舗)販売では、顧客が直接商品に触れることができ、安心感が得やすい。物流配送、アフタサービスなどの面でも充実している。
ある研究結果によれば、オンラインとオフラインの融合で、企業の生産効率は14%向上し、取引コストは5~10%低下。商品の在庫も25%削減できるという。コストを抑え、収益力の向上につながる。