豪スペシャル・ブロードキャスティング・サービス(SBS)は、統計からみて「中国の輸入は依然として力強い」と報じた。肉類を例にとれば、年間輸入額は1億米ドル、伸び率は25%に達するという。中国在住歴22年のオーストラリア商工会議所のDavid Kier氏は、「中国の経済成長率はやや低下しているが、中国国内では西側諸国のような大規模な混乱は見られない」と指摘。消費者は依然として高級品を購入しているとし、自身でも中国での会社設立を計画しているという。
英デイリー・テレグラフは、「世界の科学技術産業における中国の重要性は軽視できない」と強調する。世界の科学技術産業大手は中国での事業拡大を続けており、中国市場に参入していない企業も意欲を示している。中国は米アップルにとって世界第2の市場。同社のティム・クックCEO(最高経営責任者)も、「中国は長期に渡り得難い商機をもたらす」と自信を示す。米デルやグーグルなどの大手も活発な動きを見せる。