IMFは加盟国の中央銀行と協力し、様々なテストを実施している。人民元は、世界の全ての時間帯で充分な流動性があるか、数千万米ドル相当の取引に対応できるか、市場に顕著な悪影響を与えないか、などといったものだ。
ただし、これらの技術的作業が引き続き行われているものの、人民元のSDR構成通貨採用をめぐる政治的な情況は、ほぼ勝利を手中に収めている。
「中国のSDR構成通貨採用に向けた決意は固い」IMF理事会で昨年まで米国代表を務めたMeg Lundsager氏は語る。「このような瀬戸際まで来て反対するのは非常に難しい」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月29日