判断ポイント4:中小企業は様々な政策によるボーナスを受け取る
中小企業に発展の道はあっても資本がない。国務院常務会議は先ごろ、2回にわたって中小企業にスポットを当てた。
国家は投資という手段で中小企業にボーナスを出す。国務院常務会議は9月1日、総額600億元の「国家中小企業発展ファンド」を設立すると発表した。ファンドは萌芽期や創業初期における成長型中小企業の発展を重点的に支持する。ファンドの資金が企業の手中に入らないことを懸念する人もいるだろう。そこで総理が予防線を張っている。「国家中小企業発展ファンドは市場システムによるファンドとしなければならない。管理部門の財布にしてはならない!」。同時に、ファンドの設立は中小企業の融資難や高額融資という頑固な病気を和らげるものだと明確に指摘した。この大ボーナスは、多くの中小企業に望外の喜びを与えている。
これに加え、減税というプラスアルファも付いてくる。国務院常務会議は8月19日、ミクロ企業に対する再度の減税を発表した。財政部の概算によると、この減免税規模は1000億元を超えるとしている。
李克強総理は、伝統的な成長エンジンが弱まる状況の中、さらに多くの改革開放の新措置を繰り出すことで大衆の起業、大衆のイノベーションを促進すべ
きであり、ミクロ活力を支えとしてマクロ経済を安定化させていくべきだと何度も強調している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月30日