こうして今年上半期の「7%成長」を詳細に分析すると、目立つ伸び率ではないものの、その背後には希望も見え隠れする。
その上、経済構造はさらに改善。経済の成長エンジンは、従来産業からサービス業へシフトしている。第3産業のGDP成長率は今年上半期で8.4%に上り、前年同期を0.4ポイント上回った。サービス業がGDPに占める割合は49.5%に向上。また、経済成長は従来の投資、輸出けん引型から、消費けん引型への転換も進んでいる。上半期に消費のGDP寄与率が60%に達し、前年同期に比べ5.7ポイントも上昇した。
経済成長の質も向上。高汚染でエネルギー消費の高い産業から、ハイテク産業や戦略的新興産業へと、経済のけん引役が交代している。上半期にハイテク産業の付加価値は10.5%増加し、工業全体の水準を大幅に上回った。投資も同様の傾向だ。ハイテク産業への投資の伸びは工業全体を1.9ポイント上回った一方、エネルギー消費の高い産業は4.8ポイント下回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月12日