発展を最重要課題に据え、改革の深化、開放の拡大を推し進めたこと。それが「十二五」の成功から得た貴重な経験で、今後も生かしていかなければならない。中国は依然として社会主義の初期段階にある。消費の不足や、国民が高い関心を寄せている就学、老後生活、医療といった面で多くの課題を抱えているが、その根源を探ればいずれも発展過程の問題、制度・体制の問題と言える。その解決策は改革と発展だ。高度な生産、豊かな生活、良好な生態環境を目標に、社会的生産力を高め、経済、政治、文化、社会、生態文明の発展を全面的に推進しなければならない。
経済・社会発展の全過程、全分野において成長モデルの転換を追い求め続けたことも成功に結びついている。ここ数年、発展の不均衡、不調和、持続不可能性といった問題が突出。