長年にわかって積み重ねた「矛盾」も表面化。資源、投資環境、労働力で競い合うという粗放的な成長モデルを改めなければならない時期を迎えている。質の高い持続的な発展を実現するには、経済の安定成長の基盤を固め、経済規模の拡大を図ることは不可欠だが、より重要なのは成長モデルの転換を加速し、新たな成長エンジンを創出することだ。習近平総書記が吉林省で考察・調査研究を行った際、「変革のなかでイノベーションを図る、変革のなかで進歩を図る、変革のなかで突破を図る」と強調した。変革とイノベーション、進歩、変革の繋がりを明確にしたこの言葉は、「新常態」(ニューノーマル)時代の改革の方向性を明示している。「小康社会」の実現に向けて、次期五カ年計画となる「十三五(2016~2020年)」期間はカギを握る5年間だ。成長モデルの転換と経済構造の戦略的な調整を加速させ、変革の推進で発展を図り、モテル転換と構造調整で生産力を高める。合理的構造を持ち、効率的で質の高い、優位性を充分に発揮できる発展の道を今後も切り開いていく。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月15日