総額245億ポンドに達する中英の原発プロジェクトが決まった。中英の「黄金時代」入りを記念するかのように、中国の原発「華龍1号」が初めて先進国で建設されることになった。「華龍1号」の海外進出を促進するために、中国の大手原子力会社2社は共同出資(折半)して華龍会社を設立する。
現地時間の21日、習近平国家主席とキャメロン首相の立会いの下、中国広核集団はフランス電力公社とヒンクリー・ポイントC原子力発電所の共同建設の契約書を結んだ。両社はさらにサイズウェルC、ブラッドウェルBの両原子力発電所の建設でも協力する。そのうち後者の発電所では中国が自主開発した第3世代の「華龍1号」が採用される予定。
ヒンクリー・ポイントCの資金拠出は、フランス電力公社が66.5%、中国広核集団を中心とする中国企業の連合チームが33.5%の割合となっている。フランス側は50%以上の持株比率をもつ状況ながら、他国の投資を引き入れたことになる。一方、中国広核集団は英国の合弁子会社である核能国際を通じて資金を提供する。中国広核集団の賀董事長は「原子力発電所の建設で大きな実績を有する英国で、華龍1号の導入が決まったことは、中国の技術が欧州先進国から信任を得た証である」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月24日