日本国内最大規模の免税店チェーンを運営するラオックスで、800米ドルで販売されている炊飯器、500米ドルで販売されているウォシュレットは売れ行きが好調。中国人観光客の「爆買い」を背景に、ラオックスは14年ぶりの黒字転換を実現。株価も年初から40%上昇した。
同記事は、中国人消費者がどの企業の製品に興味を示していることを察知できれば、投資家に押し目買い推奨できるとしている。
たとえば、今年夏以降、MERS(中東呼吸器症候群)への懸念から中国人観光者が韓国旅行を敬遠。これを受け、ロッテ免税店や、新羅ホテルといった韓国企業の株価が低迷した。しかし、HSBCのアナリスト、エルワン・ランブール氏は、新羅ホテルの株価下落が買いの好機とみている。「中国で巻き起こっている海外旅行ブームから新羅ホテルが直接的な恩恵を受けている」ことを理由に挙げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月28日