一般貿易額と加工貿易額の逆転から、この2つの貿易大省で、貿易構造の転換期が訪れていることがうかがえる。
加工貿易企業は技術集約型、資本集約型への転換を加速している。対外貿易が改革開放初期から盛んな広東省で、追随型の発展から自立的でイノベーションに重点を置く発展へ躍進。専門家は、ここ数年で貿易構造の転換が進み、受託製造を中心に、ローエンドの製造業で企業の二極化が顕著になりつつある。自らのモデル転換で活路を見出す企業もあれば、淘汰される企業もある。多くの知識集約型企業が急速に台頭している。
統計によれば、広東省にある2万5000社の加工貿易企業で、技術集約型企業と資本集約型企業はすでに全体の53.5%に達している。
中央全面深化改革指導グループの会議で、世界バリューチェーンにおける加工貿易の地位向上が足元の重要課題と指摘している。