このほかにハイスキルの人材出現を抑制した原因は若手の人材確保という問題だ。高室長によると、「現在、職業教育を含む技術職人の育成が直面する問題は、多くの若者やその両親は社会的評価が低いとみなし、この職業を選択することを良しとしない」という。どうすれば「ブルーカラー労働者」の社会的評価をあげられるのか?高室長は、「キャリアアップの道をスムーズにし、収入のレベルアップ、仕事環境の改善の3つの面から着手すべきだ」とみている。
技術職人を大規模に採用している製造企業では、関連する模索が続いている。
中国中車株式有限公司を例にとると、技術職人の育成に対して成長ルート、価値観体現ルート、待遇ルートの3つのルートを構築した。同社孫永才副総裁は「当社で評価した専門家の序列はシニア専門家、ベテラン専門家などで、現在はシニア専門家1人、ベテラン専門家33人がおり、50人の技術職人は国務院の政府特別手当を受けている」と話す。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年11月12日