中国国家能源(エネルギー)局はこのほど、第13次5カ年計画(十三五計画、2016~20年)期間におけるエネルギー産業の発展について、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)戦略の実行に注力する方針を示した。エネルギー分野で周辺国や「一帯一路」沿線国との協力関係を深め、重大プロジェクトを推進。原子力発電、水力発電、火力発電、超高圧送電などの海外進出を一層拡大する。
先ごろ開催された「十三五」期のエネルギー計画に関する座談会で、「十三五」期の目標として、◇非化石エネルギーがエネルギー消費量全体に占める割合の向上、◇天然ガスの消費割合の向上、◇石炭のクリーン利用水準の向上--を掲げた。エネルギー消費量の抑制を継続すると同時に、重点分野でエネルギー利用方式の転換を加速する。
また、石炭、火力発電、石油精製など生産能力の調整を進め、産業構成の合理化や、資源配置の効率化を図る。エネルギーシステムの合理化を推進し、ピーク時における電力、天然ガスの調整力を高める。分散型エネルギーの活用、スマートグリッドの整備、「インターネット+スマートエネルギー」行動計画の推進などを通じ、エネルギーシステムのスマート化と効率化を目指す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月16日