中国は「中所得国の罠」を回避できるのか?

中国は「中所得国の罠」を回避できるのか?。

タグ: 中所得国

発信時間: 2015-11-30 15:52:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽中国の懸念

習近平主席は2014年11月10日、北京で行われたAPEC各経済体首脳とAPECビジネス諮問委員会代表との対話会で「中国は、『中所得国の罠』を必ず乗り越える。重要なのは、いつ乗り越えるか、乗り越えた後にいかに発展していくかだ。我々は、改革・発展・安定の関係をうまく処理し、安定成長・構造調整・民生改善・改革促進のバランスをとり、中国経済の安定的・長期的な発展を実現する自信がある」と語った。

中国は「罠」を乗り越える自信があるが、その難しさも直視しなければならない。今年4月の「清華中国経済ハイレベルフォーラム」において、中国財政部(財務省)部長の楼継偉氏は「急速に高齢化が進むに伴い、中国が将来『中所得国の罠』に陥る可能性が存在する」と警告、「これまでの全体会議で設定された2020年までの任務を完了できれば、中国はこの罠を回避することができるだろう」との見方を示した。

金立群氏は「1950年以降に誕生した52の中所得国のうち、35カ国が『中所得国の罠』に陥った。うち、ペルー、コロンビア、南アフリカなど一部の国は60年以上抜け出せていない。これに対し、一部のエコノミー、特に東アジアの新興エコノミーは10年もかからずに中所得から高所得への飛躍を果たし、東アジアの奇跡と呼ばれている」と語る。

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