国際原油価格の急落に伴って、中国国内の精製油価格が低下しており、精製油価格自由化を進める良いタイミングになるとの見方が出ている。
最近、グローバル原油価格が持続的に低下。12月8日大引けまでの下落率が3.92%、下落幅が1トン当たり105元に達し、中国の精製油価格は12月15日24時に引き下げられる可能性がある。
卓創資訊の徐娜アナリストは、今後も原油価格が低迷するとの見方を示した。OPECの減産先送り策で原油の供給過剰問題が顕在化し、短期間で効果的に解決することは困難と予想。加えて世界経済も低迷傾向にあり、こうしたネガティブな要因が原油価格に比較的強い圧力をかけると分析した。