中韓・中豪FTAが発効 そのメリットは幾重にも

中韓・中豪FTAが発効 そのメリットは幾重にも。

タグ: 中韓中豪FTA

発信時間: 2015-12-21 15:26:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2015年は中国のFTA戦略の実りの年だった。アジア太平洋地区の重要な経済国として、中韓FTAはひとつの道標としての意味を持つ。中豪FTAも、アジア太平洋地区の高度経済成長に向けた手本となる。

「中韓・中豪FTAは貿易量が大きく、その貿易創出効果や貿易転換効果を考えると、両FTAともに発効後は、優遇関税対象貿易量の急成長が見込まれる」中国税関総署関税征管司の徐慧筠副司長は、このような見通しを示した。

中国税関の大まかな予測では、2015年上半期の貿易量に基づけば、中韓FTA実施初年度は中国からの輸出貨物260億米ドルと、韓国からの輸出貨物200億米ドルが関税優遇の対象となる。中豪FTAについては、中国からの輸出貨物200億米ドルと、オーストラリアからの輸出貨物150億米ドルが関税優遇の適用を受けられる。

税関総署原産地管理専門家の宋彦魁氏は、「関係各国はFTAを通じて協力を深め、互恵関係の新たな局面を切り開くことが可能になる」との見方を示した。中豪FTAで、オーストラリアが輸出するのは主に資源型製品だ。一方で、中国はIT関連、玩具、一部の労働集約型製品を主に輸出し、製品構成上で強い補完関係にある。中韓FTAは、より低い関税適用とより大きな市場の拡大にとどまらず、企業の産業チェーンの緊密化と双方の競争力向上を実現するうえで重要な意味を持つことになる。

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