リポートの共同著者で、BCGパートナーのジェフ・ウォルターズ氏は、「消費財企業は引き続き中国市場に注目しなければならない。中国は世界でもっとも成長余地が大きい国の一つだけではく、この成長は様々な製品や販売チャネルに支えられている」と語った。
リポートは、中国で消費の伸び率が今後もGDP(国内総生産)成長率を上回ると予想。その主因として人口、社会、科学技術の発展傾向を挙げた。中国で、BCGが富裕層と定義している平均年収2万4000米ドル超の消費者が日々増加。2020年までに富裕層世帯が倍増の1億世帯となり、その消費額は年間17%の伸び率で拡大する見込み。
また、18~35才の若年層が1950年代、60年代、70年代生まれの中年層に代わり、消費の主力になる。さらに、個人のネット通販消費も年間20%の速いスピードで拡大しており、2020年までにネット通販規模が1兆6000万米ドルに達する見通しという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月22日