タイで中タイ鉄道協力プロジェクトの考察を終えたばかりの華僑大学海上シルクロード研究員、黄日涵氏は、昆明とバンコクの往復列車チケットが700元に設定されており、通常の航空券の3分の1に相当する価格だと紹介。中タイ両国の国民にとって利便性が大幅に向上する。今回の鉄道協力プロジェクトに、大多数のタイ国民が歓迎しているという。
また、中国鉄建東南アジア公司の朱錫によると、中タイ鉄道が開通すれば、貨物の運賃は航空便の9分の1まで削減できる。訪タイする中国人観光客が年間200万人増加すると見込まれているほか、タイの農産物の輸出も一層便利になる。中タイ鉄道の建設でタイがASEAN(東南アジア諸国連合)の交通要所となり、同国経済・社会の発展に大きく寄与することが期待されている。