タイ国内の関係者によれば、インラック前政権が優先的に検討していた高速鉄道計画はバンコクとチエンマイを結ぶ路線だったが、同路線は中国が計画している汎アジア鉄道とは連結できない。一方、タイ軍事政権は今回、2本の複線鉄道の建設計画を打ち出している。うち1本は昆明とバンコクを結ぶ国際高速道路と方向がほぼ一致し、もう1本は整備計画が進められている中国ラオス鉄道と連結できる。この2本の鉄道が開通すれば、中国西南部と東南アジアの繋がりが一層緊密になり、経済分野の協力が新たな段階を迎え、中国とASEANの一体化を後押しする力になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月24日