■GDP成長率を上回る伸び、消費は未来への信頼
アリババの馬雲会長はかつて「消費は未来に対する信頼」だと述べた。2015年、中国の消費はGDP成長率を上回る伸びとなり、中国の消費者自身に中国経済の活力と信頼感を見出すことができたという。
中国では、1960~70年代生まれに代わって、18~35才の消費者が消費を主導しようとしている。彼らのような新世代の消費力は年平均14%のペースで伸びている。35才以上の消費力の2倍のスピードで、消費の伸びへの寄与度は65%に達する見込みだ。
ネット通販の伸びが依然として続いている。2020年までに個人のネット消費額は年平均20%のペースで急増する見込みだ。中国ではモバイル端末によるネットショッピングが51%を占めるが、他の国でのモバイルショッピングの比率は平均35%にとどまる。
消費者は今後、より高い価値のある製品やサービスを購入したいと願うだろう。中国で中産階級や富裕層の消費者が増えるにつれ、ぜいたく品や健康食品、教育、旅行などの消費に大きな伸びが期待できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月28日