裏口上場も終焉へ
今の株式市場で、業績が悪化しているにもかかわらず、物色される銘柄がある。こうした業績不振の企業を買収することによって「裏口上場」を果たす企業が後を絶たないためだ。許認可制でIPO審査が長期間に及び、コストも高いことがその背景にある。裏口上場にかかる費用は数億元にも達するという。 登録制改革で企業の上場コストが大幅に低減する。それと同時に、厳格な上場廃止制度も導入される。詐欺行為や重大な違法行為が判明された上場企業は強制的に上場廃止となり、市場から追い出される。
違法行為に高い代償を
株式発行登録制度の導入にともない、監督・管理の重点は事前の審査から、上場後の法令順守の検査や法律の執行へシフトする。詐欺を通じて市場で暴利をむさぼる行為には厳罰が下される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月28日