拡大する中国の介護・育児市場、日本企業は布陣急ぐ=日本メディア

拡大する中国の介護・育児市場、日本企業は布陣急ぐ=日本メディア。 中国社会で高齢化が進むなか、日本企業は積極的に中国市場向けの製品・サービスへの投資を拡大している…

タグ: 日本企業

発信時間: 2015-12-28 17:42:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国では家政婦を雇い、家事や介護を任せる家庭が多い。ニチイ学館は買収企業に介護サービスのノウハウを伝授し、収益率の向上を目指す。北京市や沿海部の都市に加え、16年末までに事業エリアを重慶市などの内陸地域に伸ばす。ニチイ学館の統計によると、中国で要介護者は3500万人に達す一方、市場は黎明期にある。同社の寺田明彦・社長は、「市場規模は2兆3000億円以上」と予想している。

高齢化の進行は認知症患者の増加もともなう。こうした状況を踏まえ、エーザイは中国で認知症治療薬「アリセプト」の販売を拡大する。15年4~9月に中国での売上高は27億円に上り、前年同期比で23%の大幅増。エーザイは中国各地の医療機関と協力を深め、16年夏までに外来診察所を140カ所以上に増やす計画。また、江蘇省の工場を拡充し、中国での現地生産を始める。

中国政府は15年10月に一人っ子政策の見直しに踏み切り、人口の年齢構成が変わる可能性がある。中国で9000万人以上の女性が2人目を出産すると見込まれ、乳幼児関連の消費が拡大すると予想されている。

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