データによると、今年第1〜3四半期の国内総生産(GDP)に対する消費の貢献度は58.4%にも達した。また今年1〜10月の社会消費財小売総額の前年同期比増加率は10〜11%を保ち、大いに目を引いたという。新華網が伝えた。
政策面での好材料が次々に登場し、ショッピングイベントがますます増え、親戚や友人の間はますます親密になり……「掃一掃」(QRコードのスキャン)、消費者ローン、全球購(海外通販)が登場し……親指を動かすだけで物が買える時代の中、2015年の中国人の消費傾向には静かに、だが確実に大きな変化が起きている。
▽政策面の好材料 中国の「消費バージョンアップ」を促進
年初以来、政府は海外通販を奨励する一連の関連政策を相次いでうち出した。6月10日には李克強総理が国務院常務会議を開催し、海外通販の健全で急速な発展を促進するための計画について話し合い、開放型経済の発展・バージョンアップを推進した。「インターネット+対外貿易」モデルを用いて貿易の質を重視する「優進優出」を実現させ、消費の拡大や新たな経済成長源の育成にプラスになった。
11月24日には国務院と国務院弁公庁が共同で「新消費の誘導的役割を積極的に発揮させ新たな供給源と新たな動力の育成・形成を加速させることに関する指導意見」、「生活型サービス業の発展を加速させ消費構造のバージョンアップを促進することに関する指導意見」という2つの重量級文書を発表して消費のバージョンアップをうち出し、新たな供給源と新たな動力の育成に乗り出した。
また政府は一部の衣類、スキンケア製品、紙オムツといった海外の日用品の輸入関税を引き下げ、免税店を増設し、「インターネット+流通」計画をはじめとする消費にプラスとなる一連の政策を集中的にうち出した。その狙いは、国内の消費環境を改善して消費バージョンアップの流れに合致した商品とサービスの供給を増やすことにあった。