中国工業・情報化部(工信部)が発表した最新データによると、中国の4G(第4世代移動通信規格)利用者数は今年11月末時点で3億5600万人に上った。うち15年の4G新規利用者はほぼ米国の総人口に相当する。特に中国が知的財産権を保有する独自の4G規格を採用する中国移動で4G利用者の拡大が突出しているという。
2015年に3Gから4Gへの世代交代が大きく前進。中国の「4G元年」と言われている14年には、消費者にとって4Gはまだ「新しいもの」だったが、15年になると4Gが携帯電話の標準仕様と化している。足元で中国の4G利用者数は3億5600万人に達し、米国総人口の3億1500万人(13年)を上回った。15年末には4G利用者が3億8000万人を超える見通し。
工信部や中国の3大通信事業者の発表によると、11月末時点の4G利用者が前年同期に比べ2億5000万人増加した。4G利用者総数はすでに3G利用者総数に迫る水準に拡大している。第1弾の4G事業ライセンスの交付からわずか2年。現在のペースでは、16年初にも4G利用者数が3Gを追い抜く見込み。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月30日