東南アジアでブランド力の向上 資料によると、今年1月から11月にかけて中国はマレーシアに対し、宇宙航空に関する機器と部品、薬品、原発、電気関連のハイテク技術製品を輸出した。輸出総額も前年同期比で増加している。 中国にとってタイは、北斗測位システムを導入した初めての海外顧客である。武漢光谷北斗集団とタイ科学技術部地理空間技術局は、2011年より、衛星応用科学技術の研究開発や、災害の防止方法や空間情報の産業化などで一連の合作を行っている。 東南アジアにおいて、中国の通信設備企業に対する知名度は屈指のものになっている。特にこの数年、東南アジアにおける華為(ファーウェイ)の業務拡大は急速であり、そのブランド力や知名度、影響力は高まり続けている。2014年、華為東南アジアが出荷したエンドユーザー向け製品は1000万台を超える。
付加価値を高めることが必須 荘巨忠氏は、レポートの結果に対してもっと慎重に見るべきだと警告する。なぜなら、これら輸出シェアは輸出総額から計算されたものであり、付加価値を含むものではないからだ。「中国の多くのハイテク技術輸出製品は中国で組み立てたもの。高付加価値の部品は日本や韓国など先進国から輸入している。そのため中国のハイテク技術製品の輸出量は大きいが、輸出される付加価値は決して多くない。電子製品分野でも同様だ」。 また同氏は、「将来の中国が“製造強国”になるためには、さらなる努力が必要となる。たとえばアップグレードされた工業システム、生産チェーンの上流への食い込み、自主開発技術の開発などだ」と指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年1月1日