昨年は国際情勢が複雑に入り組むなか、中国政府は国内の改革・発展と安定という重要課題に取り組んできた。「穏中求進」(安定を保ちつつ経済成長を促す)という基本方針を堅持し、経済・社会の成長に向けた舵取りを確実に行った。また、経済発展の「新常態」に主体的に適応し、重大なリスクや試練に適切に対処。経済運営については、全体的な安定を保ちつつ前進を促し、中高速の成長を維持。経済構造の改善、改革開放政策を一段と深化させ、民生を改善、社会全体の安定を図った。「経済日報」はこれらを10のキーワードにまとめ、2015年の経済活動を総括した。
【1】改革の全面深化
中国政府は経済制度の改革に注力し、一連の強力な政策措置を集中的に打ち出した。社会の活力と創造力を喚起し、多くの人々に充足感をもたらした。
【2】実体経済の発展
産業の成長速度が鈍化し、成長エンジンの新旧交代が加速するなか、中国政府は実体経済の支援を強化。構造調整の深化、モデル転換と高度化の加速、質的向上と効率アップに注力し、複雑な局面を乗り切った。