【9】預金準備率引下げ・利下げ
2015年に中国人民銀行(中央銀行)は5回の利下げと4回の預金準備率引下げを実施した。
利下げは、3月1日、5月11日、6月28日、8月26日、10月24日の5回に渡り実施、金融機関の1年物貸出基準金利が0.25ポイントずつ引き下げられた。年初は5.6%だったが、現在は4.35%。1年物定期預金の基準金利も0.25ポイントずつ引き下げられた。年初は2.75%、現在は1.5%。全面的な預金準備率引き下げは2月5日、4月20日、9月6日、10月24日の4回実施。金融機関の人民元建て預金の預金準備率は合計で2.5ポイント引き下げられた。
【10】「一帯一路」構想
2015年は「一帯一路」構想を着実に推進した年だった。3月に国家発展改革委員会(発改委)と外交部、商務部が「シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロードの共同建設推進構想と行動計画」を発表し、各方面に参加を呼びかけた。12月にアジアインフラ投資銀行(AIIB)が正式に設立されたほか、シルクロード基金が始動、「一帯一路」の重大プロジェクト実施をバックアップする。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月6日