もう一つは、国際商品全体の値動きを表すCRB指数だ。同指数は2015年に、2008年の世界金融危機の水準まで下落し、2015年末には380ポイントをつけ、前年のピーク時より24%低下した。また2015年には中国の大口商品の平均輸入価格が低下し、鉄砂は39%、石炭は21.8%、石油製品は38.3%、銅は17.1%低下した。黄報道官は、「世界の主要大口商品価格の暴落は、世界経済の回復が遅れ、需要が低迷しているという状況を裏付けた」と指摘した。
黄報道官は、「中国経済が新常態に入るに伴い、国内経済は強い減速の圧力を受け、一部の大口商品の輸入量も伸び悩んでいる。中国の2015年の原油輸入量は8.8%増、鉄砂は2.2%増となったが、石炭は29.9%減、銅は0.3%減、鋼材は11.4%減となった」と述べた。
厳しい海外貿易情勢、中国は健闘
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