厳しい海外貿易情勢、中国は健闘
中国経済は近年、世界経済との融合を強めている。海外貿易の発展も、世界経済の低成長に伴い、新常態の発展段階に入った。黄報道官は、「2015年に輸出入額が減少したが、中国の輸出は世界の主要経済体と比べ好調であり、輸出額の世界に占める比率は13%に達し、前年比で上昇を維持した」と説明した。
黄報道官は、世界貿易機関(WTO)が発表した世界の輸出状況からも、この分析を裏付けられると指摘した。WTOのデータによると、2015年1−10月の世界の輸出総額は11%以上の減少を見せ、2009年の世界金融危機の全面的な発生後、再びマイナス成長となった。ドル建てで換算すると、米国の2015年1−10月の輸出額は6.5%減、EUは13.2%減、日本は9.5%減だった。一方で中国の下げ幅は2.5%で、世界の主要経済体より好調だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月13日