AIIB、中国が背負う大国の責任 世界経済ガバナンス体制の構築に積極的に参加

AIIB、中国が背負う大国の責任 世界経済ガバナンス体制の構築に積極的に参加。

タグ: AIIB

発信時間: 2016-01-15 15:20:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2008年の世界金融危機を機に、世界経済と金融の枠組みは劇的に変わった。世界経済の収縮に伴い、多くの発展途上国は経済成長に向けたインフラ整備関連の資金調達で幾多の困難に直面、国際金融秩序の再構築が待たれていた。アジアインフラ投資銀行(AIIB)は、このような情況を背景に誕生した。

世界経済のガバナンスという観点から見ると、経済成長分野は世界銀行を軸に、アジア開発銀行(ADB)などが地域の発展を担っている。米国や一部の西欧諸国、日本などの先進国が主導的地位にあるなか、中国をはじめとする発展途上国の発言権は非常に低く抑えられ、世界的な枠組みでの利益配分に不均衡が生じていた。

AIIBはアジア域内の多国間開発銀行で、資本金は1000億米ドル。北京に本部を置き、アジア太平洋地区のインフラ整備を支援する。2013年10月に中国の習近平国家主席が設立を提唱、2016年1月16日に開業式典と設立総会が開かれる。この27カ月の間に、AIIBは国際社会から広い支持を獲得しており、57カ国が創設メンバーとなる。

中国国家発展改革委員会(発改委)対外経済研究所の張建平氏は、「AIIBは世界の多くの国々の需要に基づき設立されたもので、各方面から歓迎されるはずだ」と指摘。「AIIBに加入すれば、インフラ整備や商業・投資環境改善向けの資金支援を受けられるようになり、より多くの海外資本を呼び込むことができる。また、AIIBのような提携の枠組みは、全方位的な地域協力と発展にプラスとなる」との見方を示した。

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