地方が「区間内の目標」を新設
各地は今年、経済成長の目標を設定する際に、「区間内の目標」という新たな傾向を示した。
上海証券報の調べによると、広東省、江蘇省、浙江省、上海市、山東省、広西チワン族自治区、黒竜江省、吉林省は今年、この区間を設けた目標を設定している。
連氏はこれについて、2つの原因があると分析した。まず、今年は経済の不確実性が高めとなっている。例えば不動産の問題について、不動産投資が伸び悩みマイナス成長に陥るか、それとも安定的に回復するかについては、現時点では判断しがたい。そのため区間を設けた目標は、フレキシブルな処理方法であり、受動的になることを避けられる。これはまた地方が経済鈍化に余裕を持ち、生産能力の解消や構造調整に余地を残していることを示している。
李克強総理は先週、国務院全体会議を開き、今年の政府活動報告と第13次五カ年計画の建議について審議した際に、「区間内の調整を踏まえた上で、的を絞った調整、状況に即した調整を拡大し、構造改革、特に供給側の構造改革を推進する。財政・金融政策、産業、投資、物価などの政策的手段を総合的に活用し、経済発展に向け安定的な環境をつくる」と念を押した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月26日