李克強総理は先週、2日連続で座談会を3回召集し、各界の関係者の「政府活動報告(意見募集稿)」「第13次五カ年計画綱要(草案)(意見募集稿)」に対する意見と提案に耳を傾けた。李総理は発言の中で、今年の政府活動報告の経済活動に関するキーワードである、「生産能力解消」「行政のスリム化、権限の移譲」「中国製造2025」「インターネット+」の調和的な発展に言及した。
・供給側改革
キーワードは「製鉄・石炭の生産能力解消」
中央経済工作会議が「供給側改革」というキーワードにより、今年の活動の基調を定めると、供給側改革が高官の会議の主な議題となった。「生産能力解消」は今年の5大構造改革のうち、最優先されている内容だ。李総理はこのほど、生産能力解消は製鉄・石炭産業から画期的な進展を目指すと何度も強調している。李総理は1月25日午後、専門家・学者および企業の関係者から、政府活動報告に関する意見と提案を聞いた際に、「製鉄・石炭産業の時代遅れの生産能力の淘汰を徹底し、市場の促進力を発揮する。職員の再就職支援、企業のスリム化・健全化の推進、質と効果の向上が政府の取り組み内容となる」と述べた。
国務院はこのほど、数年内に製鉄の9000万トン以上の時代遅れとなった生産能力を淘汰した上で、粗鋼の生産能力を1億トンから1億5000万トン削減し、さらに石炭の生産能力を大幅に削減するという最新目標を打ち出した。