・大衆創業・万衆革新
キーワードは「行政のスリム化、権限の移譲」
供給側改革の重要な一部である「大衆創業・万衆革新」は、李総理が3回の座談会で言及したキーワードだ。李総理は、「中国経済はモデルチェンジによる発展が必要だ。従来の発展方法は自然資源に過度に依存していたが、今後は人的資源への依存を強めていく。多くの中国人の智慧を動員するには、どうすれば良いだろうか。これには大衆創業・万衆革新が必要だ」と述べた。
現指導部の発足以来、大衆創業・万衆革新は重要な施政方針となっている。2013年から現在まで、大衆創業・万衆革新の奨励策が相次いで打ち出されている。大衆創業・万衆革新は2015年、初めて政府活動報告に盛り込まれた。李総理が座談会で発表した情報を見ると、今年の政府活動報告は大衆創業・万衆革新の推進を継続し、体制・メカニズムの改革に重点を置く可能性がある。
李総理は座談会で、「政府は行政のスリム化、権限の移譲、調整と解放、サービス改善のさらなる深化を促進し、必要なき審査を減らすと同時に監督管理など『やるべきこと』を強化し、公平な市場環境を創造する」と強調した。