中国経済の動向把握、「目先の事にとらわれず、大局を見通すべき」=経済日報

中国経済の動向把握、「目先の事にとらわれず、大局を見通すべき」=経済日報。 このところ、中国経済の先行きを悲観し、アジア市場の下落を見込んだ売りを唱える声が喧しい…

タグ: 中国経済

発信時間: 2016-02-02 14:51:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

このところ、中国経済の先行きを悲観し、アジア市場の下落を見込んだ売りを唱える声が喧しい。米クォンタム・ファンドの創設者であるジョージ・ソロス氏は、「中国経済のハードランディングは避けられず、世界的なデフレを加速させる恐れがある」との見方を明らかにした。これまで成績優秀だった中国だが、現在のような難局に陥った場合、投資家は空売りを行うしかない、そうすれば安泰だ、と言うのだ。

これは本当に事実なのか?答えは明らかに「NO」だ。主な経済指標を見ると、中国経済のファンダメンタルズは根本的に変わっていない。中国の2015年GDP成長率は6.9%を実現したが、これは実質的な価値が非常に高い数字だ。中国はGDP10兆米ドルの世界第2の経済大国となったが、現在の成長率1%は、5年前の1.5%分、10年前の2.6%分に相当する。2015年の世界の経済成長率は2008年の金融危機以来の最低水準に落ち込んだ。大きなブレークスルーを実現したとされる米国の経済成長率も2%台にとどまり、中国の6.9%という成長率は引き続き世界をリードしている。2015年の中国「政府活動報告」で定められた各経済指標は、ほぼ全ての数値が予定通りに実現できた。

また、中国経済は新たな成長モデルへの転換が明らかに進んでいる。具体的には、◇第3次産業の構造改善の加速、◇消費の主導的役割の拡大、◇新製品・新業態の創出、◇中小ハイテク企業の設立、◇科学技術の進歩による寄与度の向上、――などの動きが盛んだった。国内外の経験を踏まえ、構造改善には目を見張る動きがあったが、それはGDPの若干の伸びよりも遥かに重要性が高いものだ。

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