中国黄金協会がウェブサイトで発表した最新統計データによると、金価格低迷の影響を受けて、中国の2015年の産金量は初めて前年を下回ったが、9年連続で世界最大の産金国となった。
中国の2015年の産金量は450.053トンと、前年に比べ1.746トン(0.39%)減少。うち砿山産金量は379.423トン、非鉄金属副産金量は70.630トンだった。
中国黄金、紫金砿業、山東黄金、山東招金などの大手産金企業グループの金製品生産量と自然金生産量はそれぞれ中国全体の49.06%、44.38%を占めた。
2015年の金消費量は985.90トンと、前年比で34.81トン(3.66%)増加した。うち用途別で、アクセサリーは2.05%増の721.58トン、金地金は4.81%増の173.08トン、金貨は78.13%増の22.80トン、工業及びその他は3.54%増の68.44トン。
消費状況をみると、中国は2015年に低迷傾向を脱し、アクセサリー販売が大幅に回復した。金投資でも、金地金と金貨の製造・販売がともに増加し、2013年9月以降の減少傾向が終わった。