中国の金取引市場はここ1年で急速に発展。上海黄金取引所は、2015年の金全品種の取引量が前年比84.28%増の3万4100トンで、世界最大の金取引市場となった。上海先物取引所の金先物取引量は6.08%増の5万600トンと、世界上位の水準だった。
2015年7月に、上海と香港の取引所で相互取引を可能とする「黄金滬港通」が正式に開始。6月と10月には中国銀行、中国建設銀行が相次いで「ロンドン金」の値決めに参加することが許可された。中国の金市場がグローバル市場に及ぼす影響はますます大きくなっている。
一方、国際金価格は引き続き低迷し、平均価格は1オンス当たり1156.19米ドルと、金価格下落前の2013年4月に比べ、低下幅が約40%に達した。現在の金価格は1100米ドル前後で推移し、業界全体の利益余地は大幅に縮小している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月4日