中国広西クワン族自治区観光発展委員会が14日に発表したところによると、今年の春節(旧正月)連休期間中は、広西クワン族自治区の東興、憑祥、龍邦などベトナムとの国境にある街が観光客で溢れかえった。ベトナムで春節を過ごすのが流行り、ベトナムは中国の観光客が春節を楽しむ場所として、東南アジア旅行の人気観光地となった。
広西クワン族自治区の8県(市)がベトナムと接している。ここ数年は、ベトナムと交通、情報、貿易などで密接に提携し、徐々に中国とベトナムの国境にある観光地として発展。中国の観光客が東南アジアへ向かう人気ルートとなった。
公式データによると、今年の春節連休期間に、広西クワン族自治区の東興、憑祥、龍邦などを経由した出国者数は前年同期の2倍となった。東興出入国検査所の出国者数は2月8-10日で1万人を超え、ベトナム、シンガポール、マレーシア、タイなどへの旅行経路として賑わった。