同氏は、「2016年は「十三五(第13次5カ年計画、2016-2020年)」の最初の年であり、各種プロジェクトの推進により資金需要が増え、特に中長期貸出需要が高まってきている。今後の経済安定化を左右するもので、実体経済を支える金融が活発化してきている証拠だ」と述べた。
個人向け中長期貸出が大幅に増加したことについても、不動産市場の回復と不動産購入規制の緩和が背景にあると指摘。そのほか、年初に貸出が増えるのは季節的な需要であり、1月の貸出純増額が過去最高となった一因であり、銀行側も年間の利息収入を増やすために、年初のうちに極力貸出を増やそうとするからだとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月17日