一方、中国国有企業の中国商用飛機が開発し、MRJと競合する小型旅客機「ARJ21」も見くびってはならない。航空ショー会場の真ん中に設けられ、MRJの倍近くのスペースにARJの巨大模型3機が展示された。
中国商用飛機の担当者は、「当社のターゲットはインドネシア、ベトナム、カンボジアなどのアジア市場。技術的にはMRJにやや劣るが、価格面では優位に立っている」と紹介した。中国商用飛機によると、ARJの受注数は、中国の航空会社を中心に300機を超えた。
ARJは、タイの航空会社やコンゴ共和国政府からも受注。政治的に関係の深いイラン、パキスタン、モンゴルなどの航空会社とも商談を進めているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月18日